弊社では関連会社(イワシタ商事㈱・イワシタ物産㈱)にて温浴事業を展開しております。
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私はその会社の代表も兼ねており、そちらの会議で「世界一のカリスマ清掃員・新津春子さんの心構え」について話をしました。温浴事業ですから清掃というのは優先順位でいくとトップになるほど大事なことなのですが技術的なことよりその考え方が非常に参考になります。
2013年、2014年、2016年と「世界一清潔な空港」に選出された羽田空港。現在、羽田空港で1日当たり約500人いる清掃員のリーダーとして活躍している人がいます。そのリーダーが「新津春子」さんです。NHKのプロフェッショナル ~仕事の流儀~ で2015年最高視聴率を記録しました。
その言葉とは・・・
入社当時は、いま掃除が終わったばかりだったのにまた汚された、と思う気持ちが強かったけれど、考え方が変わったといいます。「きれいにするということは、お客様が汚しにくくなる。もう1つは『きれいにした後、汚されても構わない。なぜなら(汚されなかったら)私の仕事がなくなるから』と考えるようになり、気持ちがラクになりました。清掃の仕事は白黒が分かりやすいです。『きれいだね』と言われるとうれしいし、きれいかどうかも自分自身でチェックできる。物事を前向きに捉えるようになり、仕事に対するモチベーションが上がりました」
「言われたから行動する、言われてないからいいや、という考え方をすると、常に誰かに指示されなければなりません。指示されたことをやりました、だと仕事が面白くないんです。よくあるのは、仕事が終わったと言われてチェックをしに行くと、言われたところしかやっていなくて、別の箇所が汚れている。自分の考えが一切ないんですね。そういう人は、これから機械化が進んでいったときに、機械に仕事が取って代わられてしまい、ゆくゆくは生きていけないと思います」
どうでしょうか??
物事を前向きにとらえモチベーションアップしながら清掃の仕事にプロ意識を持って取り組む、中国生まれの残留日本人孤児2世であり日本語も満足に出来なかったために、清掃という分野で努力し続け、更にその努力に心を込めるといったことで現在の状況になったわけですが、製造業という環境ででもこういった考え方であれば仕事のスキルや考え方は高められるはずですよね。