最近、私が経営者の集まりの中で話題になったのが「ジェネレーションギャップ」です。要するに世代間の違いなのですが、これを理解することが大切だという話です。この根底にあるのは生まれた年代で育った環境が全く違うこと、だから価値観も違います。当然考え方も変わります。特に職場は様々な世代が働くのでジェネレーションギャップが起こりやすいということです。
ざっくり<年上の世代>と<若い世代>としていくつか例を挙げます。
<年上の世代> | <若い世代> |
仕事中にメモを取るのが当たり前 | メモを取らずスマホで写真を撮る |
電話は〇〇会社です。などの受け答えが普通 | 固定電話が苦手、名乗る感覚がない |
上司の仕事を見て仕事を覚える | やり方を教わればそれをしっかり理解する |
上司にキツく怒られながら学ぶ | 怒られ慣れていない、怒る=パワハラ |
このジェネレーションギャップを埋めるのは逆に相互理解、即ちコミュニケーションです。それによりお互いが歩み寄りをすることです。
<若い世代からの歩み寄り>
人生経験も職場での業務経験も自分よりは多いのは事実であり、言われたことだけでなく、都度質問したり頼ったりするなど自分から積極的に働きかける。自分の成長にも繋がり、相手にも喜んでもらえる可能性が高い。
<年上の世代からの歩み寄り>
価値観の押し付けになっていないか、命令口調になっていないか、新しい物事を拒否していないかなど気を付けて若い世代に接する。職場で「柔軟性の高い人」というイメージを持ってもらえるだけで今後の関係が良くなる。
どうでしょうか?価値観が似ている人がいれば違う人がいるのも会社です。更に年代が違えば更に価値感は違います。そこをまずは自分自身が理解すること、そしてその価値観の違いをコミュニケーションで埋めていくことを一歩ずつでも進めていきましょう。