創業70周年、フライス盤製造50年以上の実績
初代となる岩下為吉は戦前、大阪の夜間工業高校に通いながら、鉄工所に勤めておりました。その後、終戦で戦地から戻ると福井に帰り地元の鉄工所に勤めた後、何の躊躇も無く鉄工業を個人で始めました。最初はバラック小屋で織物関連準備機器の部品加工業から始めたようです。
当時の福井と言えば日本国内に誇る織物王国でしたが、弊社は所詮下請の部品加工業、なんとか他の仕事をと、義手義足の部品製造なども行い、そして昭和35年に見よう見まねで工作機械フライス盤の試作機を作ったわけです。
フライス盤メーカーとしてそこから試行錯誤を繰り返しながら様々な機種を発売していくとともに、日本の高度経済成長の黒子として多くの工場に納入をさせて頂きました。まさに弊社はフライス盤とともに成長してきたといっても過言ではありません。
オーダーメイドフライス系加工機20年以上の実績
イワシタは20年以上前より専用機、つまりオーダーメイドのフライス系加工機を次の事業の柱にするべく「お客様それぞれのご要望に合った機械をご提案する」を念頭に力を入れて来ました。
しかし、オーダーメイドはお客様の思いがこもった分、失敗が少しでもあるとお叱りも大きく、最初の頃はそういったお叱りも受けながらも必死に真剣にお客様と接してきました。
近年はおかげさまで大手企業様からのお問い合わせやご注文も頂けるようになり、更に勉強する毎日です。こういった中から得られた経験は弊社の宝であり、ノウハウです。
海外への豊富な輸出実績
弊社はフライス盤販売の頃から海外輸出を行って来ており、世界30ヶ国を超える国々に機械を納入してきました。近年は中国、東南アジア方面を始め、アメリカなどが多くなっています。検収指導などで弊社スタッフが現地まで行くことも度々あります。
数年前には輸出管理室も立ち上げ、輸出書類の整備、経済産業省とのやり取り、出荷段取りなどを全て自社で行うようになりました。ですので海外出荷のご相談もお気軽に問い合わせください。
アフターサービスを考えた自社スタッフ対応
機械は納入して終わりではありません。問題が起きないことが一番ですが、機械ものは全く問題がないということはありません。その際にいかに素早く問題を見極めて対応できるかを弊社では重要視しています。
そのため、外注加工を除くほとんどの設計、製造に関わる仕事を自社スタッフで行っています(組立、配電盤組立、電機配線、機械設計、電機設計、システム設計、動作確認など)。ハード的な問題なのかソフト的な問題なのかなどを社内で素早く打ち合わせをし、切り分けをすることが出来ます。また時には双方のスタッフが直接現地で問題個所の切り分けを行うこともあります。
お客様に弊社機械を使って頂き、良い製品を作って頂く。そのお手伝いを私たちがどうできるかを大事にしています。
リピート率は50%以上
「お客様それぞれのご要望に合った機械をご提案する」を念頭において、機械を納入してからもしっかりサポートをする、といった当たり前のことを地道に取り組んできました。当たり前を具現化するために平成18年にはISO9001:2000を取得しました。
これは安定した品質のものをお客様に届けることをお約束しているものです。そういった積み重ねをすることにより、納入したお客様から50%を超えるリピートを頂けるようになりました。これは弊社機械を使ってお客様が良い製品を作って仕事が順調に伸びているといった有難い話です。
今後もこのお客様との良いサイクルを多く作っていきたいと考えています。