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航空機内装部品に特化したアルミ材のNC加工「サンエコー」様

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株式会社サンエコー様は、新潟県村上市、胎内市を中心に航空機内装部品の加工・組立を手掛ける企業です。約30年に渡るイワシタのユーザーで、計9台の長尺NC加工機が稼働しています。ここ数年では新モデルのILMシリーズを3台納入させていただきました。導入の目的や効果について、田中弘美・専務取締役、佐藤正行・取締役工場長(中条工場)、奈良橋徳明・取締役工場長(村上工場)にお話を伺いました。

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左から佐藤正行・取締役工場長、田中弘美・専務取締役、奈良橋徳明・取締役工場長

御社のNC加工の特徴を教えてください。

弊社は航空機内のギャレー(厨房設備)、ラバトリー(化粧室)に使用するアルミ型材やパネル材などを主に加工しています。航空機内装大手メーカーに納入させて頂いているのですが、切削加工するアルミ型材は異形で単品・小ロットの生産がほとんどです。素材の薄さは通常 0.8〜2.0mmと薄く、長さは 2,000〜2,400mm が普通です。

加工だけで納品するものもありますが、社内で組立まで行って出荷するものもあります。航空機はどんどん軽くなり進化しているため、内装部品の形状も常時変化していて工場では常に数千種類の部品が出荷を待っています。

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単品・小ロットのため数多くのアルミ型材を
管理する必要があります。
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異形のアルミ型材を加工することがほとんどです。

近年、新モデルの長尺NC加工機ILMシリーズを導入した背景を教えてください。

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イワシタ 長尺NC加工機ILM3330

航空機産業の好況にともなって内装部品の引き合いが強まっており、増産を決めました。村上工場に加え、2015年11月には中条工場を立ち上げ、合計3台の「長尺NC加工機ILMシリーズ」を導入しました。

中条工場では、これまでの設備と同等か、それ以上の品質とスピードで生産できる加工機を導入する必要がありました。また、ほとんどの部品加工が異形なので、カスタマイズ性の高さも求められ、イワシタさんの加工機に白羽の矢が立ちました。

 

導入の際にカスタマイズされた点はどこでしょうか。

まず、ハンドバイス仕様にしてもらいました。異形の加工の際、通常のエアーバイスによる固定では微妙な調整ができず、加工中に変形したり外れたりしまう場合があるためです。現場ではオペレーターが熟練の勘に頼って部品を固定する圧力を調整しています。

また、マシンの制御に使うソフトウェアを弊社独自のものとしてインストールしてもらいました。例えばナットを固定するホールなど、よく使う加工パターンがあるので、あらかじめパターンを組み込んでおけばプログラム構築の時間が短縮できます。ILMシリーズになってからは移動スピードと工具交換スピードも早くなったので、生産の効率は確実に上がり、増産に対応することができています。


女性でも簡単に作業を覚えることができます。

イワシタ製品の良さはどこにありますか。

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フル稼働中の長尺NC加工機ILM3330
弊社は村上工場を設立した頃から長年イワシタの機械を使っています。イワシタさんは加工機の導入後も、試運転やオペレーターの教育など非常に丁寧にフォローしてくれます。中条工場の立ち上げ時に加工機を導入した際も、一切トラブルなしで工場の始動とほぼ同時に生産を始めることができました。立ち上げ1週間後くらいに工場に見えたある会社の社長さんが、「1週間でふつうに動いているね!」と驚いていました(笑)

今後の展望と、長年のユーザーとしてイワシタ製品への意見をお願いします。

航空機需要は堅調に伸びているので、今後はさらなる増産に対応しなければなりません。そのため、品質を維持した上での、生産過程の効率化とスピードアップが現在の大きな課題です。加工に関係するスピード面などのハード面は着実に改善されているので、今後は図面から加工に入るまでの段取り工程の自動化や削減をハード、ソフト含めて提案頂けると嬉しいですね。イワシタさんとは長い付き合いなので、今後も期待しています。

サンエコー社屋

株式会社サンエコー

住所:〒958-0822 
新潟県村上市坪根字上坪根341-18

電話:0254-53-6111(代表)

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